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シロギス 白鱚 【通称・別名】キス・キスゴ

流通しているキスはほとんどこれ!初夏が旬の天ぷら定番の魚!

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シロギスの見た目の特徴
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主な旬
初夏
全長
2030cm
身質
白身
漁期
人気度
人気!
味の評価
とても美味!
希少性
普通
重要度
普通
旬の時期
食味の良さ
産卵期
漁期
7/18
※各情報は平均的な指標であり、地域や個体によって異なります。
Chiba Aichi Kagawa Ehime Oita

シロギスの名産地

多く出荷・流通している産地。または主な漁獲可能な産地。

シロギスの基本情報
分類スズキ目キス科
外国名Japanese sillago
学名Sillago japonica Temminck and Schlegel, 1843
地域名キスゴ(全国・西日本)ホンギス(島根)アカギス(徳島)ヒジタタキ・肘叩(関東で釣りの時の大物)テッポウギス(関西で大きいもの)ビンギス(小ぶりなもの)
分布沖縄を除く日本各地。朝鮮半島南、台湾。
漁法底引き網漁、延縄漁、流し網漁
寿命5、6年
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シロギス【白鱚】旬は産卵期前の初夏!小ぶりな魚だがアタリが強く釣りで人気の魚。天ぷら定番の魚でもあり、昔から日本人に親しく馴染みのある魚。

シロギスの特徴

一般的に「キス」と呼ばれる魚はこのシロギスのことを指します。
似ている魚が多数いますが、ヒレの色や模様で見分けることができます。
シロギスのヒレは無色透明ですが、他の種や外国産のものはヒレが黄色いものが多く、ヒレの色で見分けることができます。

シロギス

体長は20〜30cmほどで、30cm以上になるサイズのシロギスはほとんど見られません。
体は透明感がある飴色(かすかに赤みがある灰色)で、シロギスという名前ですが白いわけではありません。鮮度が落ちてくると白っぽくなってきます。
全国の浅い砂底で漁獲することができます。しかし流通量はそこまで多くは無く、そのため飲食店などを主に流通します。

 

小ぶりだけど釣りのアタリが強くて人気だよね!

シロギス(白鱚)の名前・漢字の由来

キスは元々「キスゴ」と呼ばれており、そこから「ゴ」が省略され「キス」と呼ばれるようになりました。
現在でも各地で「キスゴ」と呼ばれています。
キスゴという名前の由来としては、「生直きすぐ(きまじめ)」という言葉から、魚名語尾の魚を表す「ゴ」が付いたと言われています。

漢字の「鱚」の由来は、「キス」のきの字に対して、縁起の良い「喜」という字を当てて「鱚」となったと言われています。

最近では、口を突き出している顔がキスをしようとしているように見えるために「キス」と覚える人もいます。

生態・漁法

日本各地の沿岸の浅い砂底に生息しています。
5〜6尾ほどの小さな群れを形成し、ゴカイなどの環虫類やシラス、大きくなるとエビなどの甲殻類を吸い込むようにして食べます。
ひらけた砂底に生息しているため、警戒心が強く、音にも敏感です。危険を感じると素早く砂の中に身を隠します。

投釣りが人気

キス釣り

シロギスは産卵期前にエサを求めて湾内の浅い波打ち際までやってきます。
そのため気軽にできる投釣りがとても人気です。
さらに、シロギスは小さい体ながらアタリがはっきりとして強く、釣っても美味しいのも人気の理由の一つです。

シロギスの旬

キスは産卵期前の初夏が旬です。
産卵期前になるとエサを求めて内湾の1〜5mほどの浅い砂底までやってきます。そこを狙って漁獲を行います。
産卵期前が旬ではありますが、一年通して味が安定していると言われています。

味わい・食味

透き通るような白身で、旨味が強く上品な味わいです。皮には独特な風味があります。

キスと言えば天ぷら

シロギスは昔から東京湾などで獲ることができていたため、江戸前天ぷらなどの定番のネタになりました。

キスの天ぷら

ふっくらと甘みがあり、揚げ姿が綺麗なキスは天ぷらに最適な食材だと言えます。

目利き・選び方のポイント

シロギスの目利きポイント

シロギスの目利きのポイントとしては、黒目がはっきりしていて張りがあり、身にツヤや透明感があるものが良いです。鮮度が良いものはウロコがしっかりと付いている場合があります。

市場流通

日本国内で獲れた鮮魚としては高値で高級魚です。
国内で獲れたものは、その多くが産地で消費され、他の地域には流通しません。
そのため最近では東南アジアなどからの輸入物が多くなってきており、それらが安価にスーパーに並ぶようになりました。

シロギスについてまとめ

シロギスの旬
シロギスの旬は産卵期となる夏の前の初夏が旬になります。産卵期前になるとエサを求めて内湾の浅い砂底を訪れます。
シロギスの特徴
細長い体型で、体長は20〜30cmほど。体は薄く赤みがかった色をしています。透き通った白身で昔から江戸前天ぷらとして定番の食材です。
参考文献・参考Webサイト

以下は、いつもお世話になっている書籍・Webサイトや、今回参考にさせていただきました書籍・Webサイトになります。ありがとうございます!

【書籍】

  • 荒賀忠一,望月賢二,中坊徹次,小西和人,今井浩次,小西英人著編集(1995)『新さかな大図鑑―釣魚 カラー大全』株式会社週刊釣りサンデー.
  • 小西英人(2018-2021)『釣魚1400種図鑑』株式会社KADOKAWA.
  • 石川皓章著(2010-2019)『海の魚 大図鑑』瀬能宏監修,隔週刊つり情報編集部編,日東書院本社.
  • 『おとな図鑑(2) おいしいお魚百科』藤原昌高監修,ぴあレジャーMOOKS編集部.
  • 藤原昌高(2013)『からだにおいしい魚の便利帳』高橋書店.
  • 島津修(2020)『いちばんくわしい 魚のおろし方と料理』高橋書店.

【Webサイト】

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おびれ〃

とともん管理人です。元魚屋勤務・海鮮居酒屋店主。調理師。常に魚の情報を追求しています。
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