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スジエビ/筋蝦

【通称・別名】川エビ

全国の河川や池・湖に生息している小型のエビ!

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スジエビ(川エビ)の特徴
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主な旬
13
全長
5cm
身質
その他
漁期
13
人気度
普通
味の評価
普通に美味
希少性
普通
重要度
普通
※各情報は平均的な指標であり、地域や個体によって異なります。
スジエビの基本情報
分類
外国名 Lake prawn
学名 Palaemon paucidens
地域名 モエビ(藻エビ)、カワエビ(川エビ)
分布と生息域
に分布。
主な生息水深はあたりの
に生息。
漁法
寿命 2〜3年

ヽ Author ゞ

おびれ〃のプロフィール写真

おびれ〃

元魚屋・海鮮居酒屋店主。調理師です。当サイト制作者で管理人です。
お魚の情報を収集しています。
釣りは初心者です。

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スジエビ(川エビ)は、全国の河川や池・湖に生息している小型の淡水性のエビです。そんなスジエビの特徴や生態、旬の時期や食べ方・おすすめの料理などをご紹介しま
す!

スジエビとはどんなエビ?

スジエビ(川エビ)

スジエビとは、テナガエビ科に属する5センチほどの淡水性のエビです。
主に川や池、沼、湖などの淡水域に生息しています。
体色は、生時には無色透明のように見え、水揚げ後は少しピンクがかった色のように見えます。

スジエビ(川エビ)

体には黒褐色の帯が7本ほど入っており、これが「スジエビ」の名前の由来です。
ちなみにスジエビというと海水性の「イソスジエビ」もいます。体長は同じくらいですが、イソスジエビのほうがスジが濃く目立ちます。

琵琶湖のすじえび佃煮とえび豆が有名

スジエビ(川エビ)
お惣菜として人気なえび豆

滋賀県の琵琶湖ではスジエビがたくさん獲れるため、スジエビと大豆を使った「えび豆」が有名です。スジエビはサクラエビよりも少しヒゲが硬いため、サクラエビのほうが好まれる場合もありますが、それでも琵琶湖周辺ではこのえび豆が人気のお惣菜として多くの食品店に並びます。
えび豆のほかにも、大根と一緒に炊いた「えび大根」などもあります。

釣りエサとして人気

スジエビ(川エビ)
小エビは釣りエサとして使われることが多い

スジエビは、食用として利用される他にも釣りの餌としても重宝されます。ちょうど良いサイズでもあるため、ブラックバスやクロダイ、メバル釣りなどの餌として使われます。

スジエビの特徴

スジエビ(川エビ)
脚の関節部分が黄色い

スジエビの体長は、オスが35mmほど、メスが約50mmほどと、メスのほうが大きくなります。
そのため45mm以上であれば、ほとんどメスだと言えます。

近種との見分け方として、スジエビは頭胸甲とうきょうこう(頭の部分)側面のスジが、「逆ハの字」のように見えるところや、脚の関節が黄色いところなどが特徴的です。

テナガエビと同じく「川エビ」と呼ばれる淡水のエビ

川エビというと、テナガエビも同じく川エビと呼ばれる淡水エビの代表です。

テナガエビ
テナガエビ
川遊びでお馴染み!釣って楽しい食べて美味しい川エビ

テナガエビが幼体の時は、スジエビとテナガエビは似ていますが、テナガエビはスジエビよりもかなり大きくなります。また、スジエビはテナガエビのように第2脚(鋏脚)も長くなりません。

テナガエビよりも、ヌマエビのほうが似ている印象です。

スジエビの生態

スジエビ(川エビ)

スジエビは北は北海道、南は屋久島・種子島あたりまでの日本全国の、川や池、沼、湖などの淡水域に生息しています。まれに汽水域にも生息しており、その分布範囲は淡水エビのなかで最も広いと言われています。

スジエビは夜行性で、食性は肉食性が強いです。水生昆虫や小型の甲殻類、貝類、ミミズなどを捕食します。大きな個体はメダカなどの小魚を捕食することもあります。

スジエビの産卵期

スジエビの産卵期は春から秋まで(3〜8月頃)の期間で、特に初夏頃に盛んに産卵を行います。
メスは一回の産卵で50〜250個ほどの卵を産むとされています。

(参考:スジエビ|中国地方整備局

スジエビの旬

スジエビの旬は地域によって異なりますが、主には1〜3月頃と言われています。

スジエビの食べ方、おすすめの料理・調理方法

スジエビ(川エビ)の唐揚げ

スジエビは、小さく殻も柔らかいため、丸ごと調理して食べることができるエビです。

代表的な料理・調理方法としては、唐揚げはもちろん、甘みのある佃煮やえび豆、大根と一緒に炊いたえび大根があります。サイズにもよりますが、かき揚げや炒めものに入れたりも良いですね!
ダシを取ることにも使われるため、スープに入れるのもおすすめのエビです!

香ばしさを味わうのであればやはりシンプルに素揚げなどが一番かなと思います。

スジエビ(川エビ)の素揚げ
青のりを使えば磯辺風味で美味しい

淡水のエビなため、細菌や寄生虫の危険性があるため、必ずしっかりと加熱した調理方法にしましょう。

参考文献・参考Webサイト

以下、参考にさせていただきました書籍・Webサイトになります。ありがとうございます!

【書籍】

  • 三宅 貞祥(1982)原色日本大型甲殻類図鑑 1 (保育社の原色図鑑 62)
  • 多紀保彦・武田正倫・近江卓(2016)食材魚貝大百科エビ・カニ類①魚類
  • 福田裕(監修),山澤正勝(監修),岡崎惠美子(監修).『全国水産加工品総覧』.日経印刷株式会社,平成17年
  • 峯水 亮(2000)ネイチャーガイド 海の甲殻類
  • 藤原昌高(2013)『からだにおいしい魚の便利帳』高橋書店.

【Webサイト】

ヽ Author ゞ

おびれ〃のプロフィール写真

おびれ〃

元魚屋・海鮮居酒屋店主。調理師です。当サイト制作者で管理人です。
お魚の情報を収集しています。
釣りは初心者です。