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クマエビ/熊蝦

【通称・別名】アシアカ

赤色が美しく天然ものとして流通するエビ!

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クマエビ(アシアカ)の特徴
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主な旬
夏〜秋
全長
1320cm
身質
その他
漁期
夏〜秋
人気度
普通
味の評価
とても美味!
希少性
少し珍しい
重要度
普通
旬の時期
食味の良さ
産卵期
漁期
1/4
※各情報は平均的な指標であり、地域や個体によって異なります。
静岡県 三重県 和歌山県 徳島県 高知県 佐賀県 熊本県 大分県 鹿児島県

クマエビの名産地

多く出荷・流通している産地。または主な漁獲可能な産地。

クマエビの基本情報
分類
外国名 Green tiger prawn
学名 Penaeus semisulcatus De Haan, 1844
地域名 アカアシ(赤脚)、アシアカ(脚赤)、タヌキ(狸)、短溝對蝦(チョウゴウタイシャ)、熊蝦(シンシャ)
分布と生息域
に分布。
主な生息水深はあたりの
に生息。
漁法
寿命 1年ほど

ヽ Author ゞ

おびれ〃のプロフィール写真

おびれ〃

元魚屋・海鮮居酒屋店主。調理師です。当サイト制作者で管理人です。
お魚の情報を収集しています。
釣りは初心者です。

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クマエビ(アシアカエビ)は、赤色の脚や加熱後の赤色が美しく、養殖は少なくほぼ天然ものが流通するエビです。そんなクマエビの特徴や生態、旬の時期や食べ方・おすすめの料理などをご紹介します!

クマエビとはどんなエビ?

クマエビ(アシアカ)

クマエビ(アシアカエビ)とは、クルマエビ科に属するエビで、マダガスカル、サウジアラビアに面するインド洋、東南アジアの西部太平洋などの温暖な海域に生息するエビです。
インド・インドネシアで養殖もされていますが、輸入はなく、国産の天然ものがブランドとして流通するエビです。

日本国内では和歌山、紀伊水道から大阪湾、静岡の浜名湖、九州地方などで水揚げされます。

特に和歌山では「紀州きしゅうの足赤えび」、徳島では「阿波あわとくしまのアシアカエビ」としてプライドフィッシュとして登録されてブランド化されています。

アシアカ・アカアシと呼ばれることが多いエビ

クマエビ(アシアカ)
脚の赤さが目立つエビ

クマエビは足が赤いのが特徴ということで、アシアカエビという呼び方のほうが馴染み深い人が多いかもしれません。クマエビと言うと、同じウシエビ属であるブラックタイガー(シータイガー)をクマエビと呼ぶ人も多く、見た目も少し似ているため混同しやすいです。(当ページでは標準和名である「クマエビ」と呼称します。)

ウシエビ(ブラックタイガー)
ウシエビ(ブラックタイガー)
トラのような色合いに大きな体が特徴の巨大エビ

クマエビの特徴

クマエビ(アシアカ)
歩脚や腹肢が赤く、白い斑紋がある

クマエビの見た目の特徴としては、前述した通り赤い脚が特徴的です。脚が赤いのは、天然のブラックタイガーであるシータイガーに似ていますが、クマエビは最大で23cmほど、平均で13cmほどとシータイガーよりは小さいです。

食味の評価はシータイガーよりも高い印象で、地域によってはクルマエビの代用としても扱われます。

脚以外にも、触角が赤と白の紅白模様なのも特徴的です。

クマエビの生態

クマエビ(アシアカ)

クマエビは、インド洋、西部太平洋、紅海などの温暖な海の水深20m以浅の砂泥底に生息しています。

獰猛な性格から熊に例えられたエビ

クマエビは獰猛な性格で、共食いをすることもあるため、そんな性格を熊に例えてクマエビと呼ばれるようになったとされています。台湾ではそのまま「熊蝦(シンシャ)」と呼ばれます。

クマエビの産卵期

産卵期は地域差がありますが、6月下旬から9月にかけてとされており、受精卵から孵化した後は幼生として海中を漂い、稚エビへと成長していきます。主には暖かい地域のほうが産卵期が早いとされます。

クマエビの旬

クマエビ(アシアカ)

クマエビの旬は、地域差が大きい印象ですが、一般的には夏から秋にかけてが美味しい時期と言われることが多いです。

「紀州の足赤えび」の旬は11月から2月頃とされています。
(参考:紀州「足赤えび」 _ 和歌山県

徳島の「阿波とくしまのアシアカエビ」の旬は12月〜1月とされています。
(参考:阿波とくしまのアシアカエビ|徳島県|全国のプライドフィッシュ|プライドフィッシュ

クマエビの食べ方・おすすめの調理方法

クマエビ(アシアカ)

クマエビは桃色の体に綺麗な赤い脚と紅白の縞模様のヒゲがあるなど見た目が美しいエビで、ボイルしても赤色が綺麗だということから、お正月のお節でも重宝されるエビです。

基本的にどんな食べ方をしても美味しいエビがクマエビです!
食味の良さから、高級エビのクルマエビの代用としても使われます。

クマエビ(アシアカ)
赤色が綺麗なクマエビ!

お刺身もプリプリとした弾力ある身で、甘みがあり美味しいですが、個人的には「塩焼き・塩麹焼き」や、ボイルが一押しなイメージがあります。

クルマエビと同じく天ぷらでも良いですし、定番のエビフライでも美味しいですが、殻ごとの塩焼きができるサイズ感の良い国産のエビとしては、クマエビなのかなというイメージがあるからですね。

似たようなエビで殻ごとの塩焼きやろうとするとブラックタイガーが候補になるかと思いますが、どうしても冷凍となってしまうため、食味的にもクマエビのほうがおすすめです。

焼くことで甘みが増し、殻も柔らかくそのまま食べられますのでおすすめです!

参考文献・参考Webサイト

以下、参考にさせていただきました書籍・Webサイトになります。ありがとうございます!

【書籍】

  • 三宅 貞祥(1982)原色日本大型甲殻類図鑑 1 (保育社の原色図鑑 62)
  • 三宅 貞祥(1983)原色日本大型甲殻類図鑑 2 (保育社の原色図鑑 63)
  • 学研(1995)学研の図鑑 水の生物
  • 峯水 亮(2000)ネイチャーガイド 海の甲殻類
  • 藤原昌高(2013)『からだにおいしい魚の便利帳』高橋書店.

【Webサイト】

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おびれ〃

元魚屋・海鮮居酒屋店主。調理師です。当サイト制作者で管理人です。
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