5月と言えば草木が緑色になる新緑のシーズンですが、海のお魚も次第に新緑といったように青みがかったものが目立ってくるシーズンです。代表的なものにはイサキ、イワシ、シラス、シロギス、メバル、マダイ、サヨリ、サザエ、アサリなどがいます。
アカエビ
小型エビの代表!アカエビと呼ぶエビは多いけど本種こそアカエビ
魚を知る、さばく、食べる
5月と言えば草木が緑色になる新緑のシーズンですが、海のお魚も次第に新緑といったように青みがかったものが目立ってくるシーズンです。代表的なものにはイサキ、イワシ、シラス、シロギス、メバル、マダイ、サヨリ、サザエ、アサリなどがいます。
小型エビの代表!アカエビと呼ぶエビは多いけど本種こそアカエビ
シラスや煮干しで大人気!生態系を支える重要な魚
縁起物としても扱われるアワビの小型版のような貝
流通しているキスはほとんどこれ!初夏が旬の天ぷら定番の魚!
美しい銀色の帯が特徴!釣りエサとしても人気
アワビの中でも人気の最高級品!神事や慶事でも使われるアワビ
日本の食卓・魚全体の生態系を支える重要な青魚!栄養価が豊富!
柔らかく上品な甘み!活造りでも人気の高級イカ
夏が旬!生食が美味しい岩のような貝
居酒屋の定番メニューでおなじみの魚!安くてうまい!
旨味成分はイカのなかでもトップクラス!
呼び方が多種と混同してややこしい!煮貝が美味しい小粒の貝!
4月は花の開花などと同じく、海もほんのり色づき出す時期でしたが、5月も花木と同じく初夏へ向けて新緑の季節へと移り変わっていく時期になります。
人も新生活を開始した方たちが目立つ時期ですね。
5月の海のお魚もまさに「新緑」といったイメージになります。そんな5月に旬となる代表的な魚介を一部紹介します。
まさに新緑のような色合いをしているイサキですが、5〜6月頃が旬となります。
梅雨の時期と麦の収穫時期になぞらえて「梅雨イサキ・麦わらイサキ」と呼ばれます。そのため梅雨の時期が旬という印象が強いお魚ですね。
産卵前の5月頃に栄養をたくさん蓄えて太るためこの時期が旬とされます。
まるで、麦わら帽子を被って新緑の雨のなか遊びに出かける子どもがイメージでき、、、ないかもしれません。
海の稚魚といえばシラスというイメージが強いですよね。
シラスは4〜5月の海のプランクトンが増えだした時期にたくさんエサを食べて成長することからこの時期が旬とされています。
4、5月といえば、学校や会社でも新入生や新入社員の奮闘が目立つ時期ですが、海でもシラスが活発となります。
もし5月頃にたくさんの経験を積んで成長しようとしている新人・新入生を見かけたら「君はシラスだな」と言ってあげましょう。
ちなみにシラスとはイワシなど青魚の無色透明な稚魚の総称です。
シラスに続いてですが、シラスの先輩でもあるマイワシが美味しくなるのもこの時期です。シラスもマイワシも食べているものはプランクトンなので、プランクトンが増えてくる春・初夏の時期からが旬となります。
この時期のマイワシは、「梅雨イワシ」「梅雨入りイワシ」と呼ばれます。
地域差がありますが、マダイは引き続き5月も旬とされます。
ただ、晩春には麦わらを被るとも言われ「麦わらダイ」と表現されることがあります。
先ほどのイサキの例からすると「旬の時期を表したそんな呼び名もあるのか」と勘違いしがちですが、そうではなく、麦わらダイとは晩春の時期のマダイのことを指します。
晩春の時期のマダイは産卵後である場合があり、産卵後だと体力を消耗して身も痩せて締まりがなくなっているため、あまり美味しくないとされます。
そのため天然マダイは夏はシーズン外です。次に旬となるのは秋の「もみじ鯛」のシーズンです。
サザエというと夏というイメージが強いですが、実は夏の時期のサザエは産卵後となるため、旬を外れています。そのためサザエを食べるならゴールデンウイークなどでみんなで集まってBBQする時などがベストシーズンとなります。
これまた「新緑」「新人」をイメージさせますが、4〜6月頃に獲れるカツオを初ガツオと呼びます。
カツオには初ガツオと、戻りガツオがあるのは有名な話ですが、この時期にエサを求めて赤道付近から黒潮に乗って日本近海にやってくるカツオを初ガツオと呼びます。
この頃のカツオはまだ脂も乗っておらずフレッシュでさっぱりとした味わいがあります。
まさに5月ごろの新人をイメージさせますね。