西部太平洋の海の特徴

西部太平洋の海流
西部太平洋のは海流を見て分かるとおりとても複雑に暖流が流れ込む海域になります。南側には世界最大のサンゴ礁帯であるグレートバリアリーフがあります。海洋生物の約1/4はサンゴ礁を住処にしていると言われています。

宇宙からも見える世界最大のサンゴ礁域のグレートバリアリーフ
中部太平洋と西部太平洋では生物相が大きく変わる

サンゴ礁
西部太平洋の特徴としては、豊富な島々に大きな海流・複雑な潮流があります。
中部太平洋は島が少ないため、どうしても外洋性の回遊魚メインの生態系となりますが、西部太平洋は島がたくさんあるため沿岸性のお魚も多く生息しています。
また回遊魚もエサを食べにきたり、多くのお魚が産卵のために西部太平洋を訪れます。そのため西部太平洋はまさにお魚天国のような海域だと言えます。

バリカサグ島のギンガメアジの群れ
特にパプアニューギニア、インドネシア、マレーシア、フィリピン、ソロモン諸島を三角形に結ぶエリアは「コーラルトライアングル」と呼ばれ、世界のサンゴ礁の半分以上かつ、3,000種を超えるお魚が生息していると言われています。

フィリピンセブ島のジンベエザメ

フィリピンのお魚
プラスチックごみが問題になるエリアでもある

ゴミが多いのも課題
世界一魚種が豊富な海域でもありますが、ゴミが多いのも問題です。
特にプラスチックは分解されるのに何百年とかかるため、細かくなっても残り続けます。結果マイクロプラスチックと呼ばれる、砂のようなちっちゃなプラスチックの塊になり、それをお魚が食べてしまうことで、生態系への影響が懸念されています。
毎年10万頭の海洋哺乳類が、ビニール袋などのプラスチックの誤飲で命を落としていると言われています。
以下は太平洋ゴミベルトの図です。

Jack · talk ·, Public domain, ウィキメディア
西部太平洋には豊富な水が流れ込むことから、どうしてもゴミが目立ってしまいます。そのためいかに持続可能な海の管理と保全をするのかが課題となっています。この豊かな海を守って未来に引き継ぐためには一人ひとりが考えることが大切ですね。