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藻場 に生息する魚介類

藻場の写真

藻場(もば)とは、海藻などが繁茂している海域を指します。
主に沿岸など水深が浅く光が届く海域に存在し、植物プランクトンや海藻が光合成を行うことで、海への酸素供給や、魚介へのエサ、さらには魚介の産卵場所ともなっている海域です。

「 藻場」に分布する魚介一覧

藻場の環境と役割

海藻

海藻

藻場というのは、生き物にとって隠れ場や産卵場、稚魚の育成場となる環境です。

特に稚魚は産まれてすぐは身を隠す場所が必要です。
そのため多くの魚介がこの藻場の海藻に産卵を行います。

産卵するアオリイカの写真

産卵するアオリイカ

藻場に産卵することにより、卵を隠す目的と、稚魚が捕食者から身を隠しやすいという意味があります。

さらに藻場は潮流や波の影響を緩和する役割があります。

藻場に生息する魚介

藻場と魚

藻場は、多くの魚介にとって欠かせない生息地です。

代表的な生息する魚介としては、メバル、カサゴ、アイナメなどの根魚、さらにはアオリイカ、コウイカなどのイカ、そしてヒラメ、フグ、ボラなどがいます。

藻場は汽水域にも多くあるため、広塩性の魚介も多く存在しています。