藻場の環境と役割
藻場というのは、生き物にとって隠れ場や産卵場、稚魚の育成場となる環境です。
特に稚魚は産まれてすぐは身を隠す場所が必要です。
そのため多くの魚介がこの藻場の海藻に産卵を行います。
藻場に産卵することにより、卵を隠す目的と、稚魚が捕食者から身を隠しやすいという意味があります。
さらに藻場は潮流や波の影響を緩和する役割があります。
藻場に生息する魚介
藻場は、多くの魚介にとって欠かせない生息地です。
代表的な生息する魚介としては、メバル、カサゴ、アイナメなどの根魚、さらにはアオリイカ、コウイカなどのイカ、そしてヒラメ、フグ、ボラなどがいます。
藻場は汽水域にも多くあるため、広塩性の魚介も多く存在しています。