3月の旬・人気の魚介類一覧と特徴

まだ厳しい寒さが続くものの、日照時間は長くなってきて本格的な春へとなってくるのが3月です。
海水温も上昇しますがまだ寒さが残ります。ただ冬がメインだった魚介はこの3月で区切りになる印象です。理由としては冬が旬の魚は春が産卵期であることが多く、産卵を終えたものはやせ細ってしまったり、産卵後に死んでしまうものが多くいるためです。
地域により大きく異なるので、産地の情報をチェックしてみましょう！
それでは3月に旬・人気の魚介の代表的なものを見ていきます。

ヽ Author ゞ

おびれ〃

元魚屋・海鮮居酒屋店主。調理師です。当サイト制作者で管理人です。
お魚の情報を収集しています。
釣りは初心者です。

ホタルイカが身投げする

3月と言えば個人的に印象強いのがホタルイカです。
ホタルイカは産卵のために大量に沿岸に押し寄せます。そんななか富山湾の夜の海を幻想的に光らせる「ホタルイカ群遊海面」が世界的にも有名です。

大量に海岸に押し寄せてはホタルイカのほうから身を投げてくるため、誰でも簡単にたくさん拾うことができます。まさにこの時期ならではの風物詩です。

ヒラメは産卵前を狙う

ヒラメは春が産卵期です。地域によりますが、3月も美味しいヒラメに出会える時期ではあります。ただ産卵活動に入ってしまうと身が痩せて締まりが無くなってしまうので、そのあたりをチェックしてみるとよいでしょう。

ニシンが旬を迎え群来する

ニシンの群来とは、産卵のためにニシンが海岸に大量に訪れて海が白濁とする現象のことを言います。
大量のオスのニシンが一斉に放精を行うため海岸は真っ白になり、北海道小樽などではこのニシンの群来が春を告げる風物詩となっています。

ひな祭りと言えばハマグリ！

ひな祭りと言えば、「貝合わせ・貝覆い」という遊びが有名です。
大河ドラマなどで見たことがあるという人もいるかもしれません。そんなひな祭りの遊びで用いられる貝合わせの貝はハマグリです。
またひな祭りの料理のお吸い物もハマグリが定番です。
そんなハマグリは3月頃に旬を迎えます。

春イカ（アオリイカ）のシーズンになってくる

アオリイカは寿命が一年周期なわけですが、最も大きくなるのが春のシーズンです。
そのため3月後半にもなってくると大型のアオリイカを狙ったアングラーがちらほらと現れてきます。

産卵前のサヨリを狙う！

サヨリといえば旬は春と言われます。
主には冬から春までが旬となりますが、産卵を終えるとより細い文字通り鉛筆のようになってしまうため産卵前のこの時期がおすすめです。