汽水域の環境と特徴
汽水域は塩分濃度が日々変動します。雨でも降れば一気に塩分濃度は薄くなります。
さらには干満差や季節的な河川の流量変化によっても環境は大きく変化します。
このようにお魚にとっては過酷な環境ですが、それに適応した特有の生態系が形成されているのが面白いポイントですよね!
河口というのは釣り人からしても釣行しやすいポイントなので、多くの釣人がこの汽水域を狙って釣りを行います。
汽水域に生息する魚類
汽水域での釣りの代表と言えば、スズキ(シーバス)、ボラが代表的です。
特にスズキに関しては、産卵場所が河口付近でもあり、他魚種との棲み分けの目的からも河口周辺を生息域にしている魚です。
ボラは底の有機物や藻類などを摂取します。
ただ汽水域のお魚は雑食性が強いため、食味の観点からすると少し臭みを感じやすい魚類が多いです。
汽水域といえば貝類
汽水域と言えば、魚よりも貝類がメインな印象です。
貝といえば干潟や湖、沿岸に生息していますが、貝の成長・美味しさを決めるのが河川からの栄養豊富な植物性プランクトンだからです。
日本の川から流れ出る水というのはとても栄養が豊富であり、日本がお魚天国だと言われるのは川がたくさんあるからだとも言えます。
特に貝は汽水域で育てられるため、河川からの栄養が成長を大きくきめるきっかけになります。