日本近海の海域と特徴
日本の海と言っても、一括りにすることはできませんので、エリアを分けています。
細かくそれぞれの海について特徴をあげていくときりが無いので、当サイトでは「石川皓章著(2010-2019)『海の魚 大図鑑』瀬能宏監修,隔週刊つり情報編集部編,日東書院本社」を参考に、北日本、南日本、伊豆諸島、小笠原諸島、琉球列島の大きく5つのエリアに分類しています。
これら地域区分は、地理的な海域区分というわけではなく、あくまでお魚の生息エリア目線での区分になります。
北日本について
北日本の特徴としては、栄養豊富な寒流が流れ込むところにあります。
有名なのはサケやブリ、ホッケ、タラ、ニシンなどでしょう。
特にサケは北太平洋を回遊し、産卵のために北海道に戻ってきます。
ブリも産卵に備えてエサを食べるために北上します。
オホーツク海
オホーツク海は北海道の北沿岸に面する冷たい海域です。
流氷が流れ込む冷たい海域ですが、栄養が豊富であり、多くの寒冷適応型のお魚が生息しています。
三陸沖は世界有数の漁場
また、三陸沖では親潮と黒潮がぶつかる潮目があり、世界三大漁場ともされています。
南日本について
南日本の特徴としては、温暖な黒潮や離島の影響から豊富な魚種が生息していることでしょう。
九州、瀬戸内海など、複雑な地形により、海流も複雑になることで魚のエサが豊富になりマダイ、アジなどの格好の漁場となっています。