リマン海流という海流をご存知でしょうか。日本に流れる海流リマン海流について見ていきましょう。 リマン海流とは? リマン海流とは、シベリア南東部から日本海へと流れる寒流です。 他に日本へ流れる寒流として、親潮(千島海流)が […]
リマン海流という海流をご存知でしょうか。
日本に流れる海流リマン海流について見ていきましょう。
目次
リマン海流とは?
リマン海流とは、シベリア南東部から日本海へと流れる寒流です。
他に日本へ流れる寒流として、親潮(千島海流)があります。
樺太(サハリン)の南西から大陸沿岸に沿って南下し、朝鮮半島に流れ込みます。
北上した対馬海流がアムール川の淡水と混ざり冷やされ、南下してきた海流と言われています。
なぜリマン海流というのか?
リマンとはロシア語で「河口」という意味になります。そのためリマン海流といいます。
リマン海流がもたらす日本の魚への影響
リマン海流と対馬海流がぶつかる場所を潮目と言います。
潮目は魚の餌となるプランクトンが豊富なため魚が集まりやすく恰好の漁場となります。
五島列島は対馬海流とリマン海流の潮目となる場所
リマン海流は長崎県五島列島近海で対馬海流とぶつかります。
日本海は深度が200mと浅く、太陽光が届きやすいため、大陸などの河川から流れる植物性プランクトンが繁殖しやすい特徴があります。結果、魚が集まりやすくなります。
リマン海流域で捕れる主な魚
ニシン、タラ、サケ、マス、サンマなど寒流性魚類を捕ることができます。