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砂れき に生息する魚介類

砂礫・砂れき

砂礫(されき)とは、小石(礫)や砂粒などが混在する、砂浜よりも険しい底質を指します。

砂泥とは異なり、水や空気の循環が良い環境でもあります。
砂のように潜って隠れるのは少し難しくても、稚魚が身を隠すのには最適な場所でもあるため、ウグイ、鮎、サケ、アイナメ、メバルなどは砂れきに産卵を行います。

「 砂れき」に分布する魚介一覧

砂れきは水質が良い

砂礫

アクアリウムをやっている人であれば共感してもらえるかもしれませんが、水や空気が通るというのはかなり大切なポイントです。
底砂が細かく、空気も通らずといった状態だと、どんどんと底の水質も悪くなっていってしまいます。

しかし、砂礫環境というのは砂ではなく、砂利なので、水通りが良く酸素も供給されやすいです。

砂礫環境はどんどん減っている

サケ

実は砂礫というのは人間の建設活動には最適な素材でもあるため、砂利の採取がされたり、当然年月の経過によってどんどんと砂利は小さくなっていきます。
石は削れて小さくなることはあっても、大きくなることはないですからね、、。

そのため砂礫環境というのはある程度人の手で守っていく必要があります。

サケやサクラマスなどは、この砂礫に産卵を行うため、それらの魚の産卵環境を守るために「砂礫河川を戻す活動」なども行われています。

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おびれ〃

元魚屋・海鮮居酒屋店主。調理師です。当サイト制作者で管理人です。
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釣りは初心者です。